2014年夏に、3・11東日本大震災の教訓を話合う場で「南海トラフ地震の危険性が高まっており、
防災・減災のために対策を講じる必要がある。そこで東日本大震災の教訓を活かし、1人でも多くの人命を
救出するために、水害に遭ってもまずは浮いていることと少しでも衝撃を防ぐことによって救出の可能性が
高まるのではないか。72時間くらい浮いていられれば、各救助組織により救出できる被災者は増える。
このような条件を満たす簡便な防災用品を考案できないか。
特に将来を担う子供達のための物をすぐに開発できれば」という話が関係者よりありました。
約1万5千人を超える東日本大震災での死因は90%以上が溺死です。内閣府が発表した資料では、
南海トラフ地震は最大で32万人の死者・行方不明者が出ると予想されます。
またその規模が広い範囲にわたると予想されることから、早急に対応する必要があります。
また、近年津波による沿岸部の水害だけではなく、岩手県での台風による洪水、茨城県での
鬼怒川氾濫など、異常気象による内陸部での水害も考慮しなければなりません。
そこで、以上の様な災害に対応できるように、
フロートパック(72時間以上浮くことができるリュックサック型非常用持ち出し袋)を開発しました。